欧州放送連合(EBU)が北京オリンピックHD中継に
NTTエレクトロニクスのHD MPEG-2エンコーダ製品を採用
2008年5月30日
NTTエレクトロニクス株式会社(以下、NTTエレクトロニクス)は画像圧縮技術を幅広く開発しているが、このたび、世界最大の放送協会である欧州放送連合(European Broadcasting Union;本社スイス、以下、EBU)にHD MPEG-2 エンコーダHE5100を納入いたしました。EBUは高まる中継映像のHDTV化のニーズに応えるため、NTTエレクトロニクスのHE5100を採用することにより、同社の素材伝送用ネットワークを介して高品質なHD映像素材伝送を可能にしました。
NTTエレクトロニクスのエンコーダは、2008年8月に開催される北京オリンピック大会のHD生中継に利用される予定です。同製品はEuro2008(注1), ツールドフランス(注2), Roland Garros(注3), ウィンブルドン(注4)等、欧州で開催される多くのメジャーなスポーツイベントでも利用される予定です。EBUは高画質、高信頼性、および他社製品との親和性の高いエンコーダ製品を探していましたが、SD、HD両フォーマットに対応した柔軟性の高いNTTエレクトロニクスのHE5100の導入によって、視聴者により一層魅力的な視聴経験を提供することを可能にしました。
今回、EBUに納入された製品『HD MPEG-2 HD エンコーダ HE5100』は、自社開発の1チップMPEG-2コーデックLSIを搭載し、コンパクトなユニットにおいて高画質・高品質を実現しており、世界中で高い評価、および実績を誇っております。映像はHDTV(1080p/1080i/720p)フォーマットのみならず、SDTV(576i/512i/480i)にも対応しており、音声は最大2系統、合計8chのエンコードが可能です。またフロントパネルによる容易な操作、短時間でのブートアップを実現しています。
HD MPEG-2 HD エンコーダ HE5100