第11回 組み込みシステム開発技術展(ESEC 2008)出展報告
2008年5月30日
NTTエレクトロニクスは2008年5月14日~16日に東京ビッグサイトで開催された「第11回 組込みシステム開発技術展」(ESEC2008)に出展いたしました。本展示会は組込みシステム開発に必要な製品・技術が一堂に集まる日本最大の専門展であり、今回は過去最多の1,551社が出展、118,876人が来場し、過去最大規模での開催となりました。NTTエレクトロニクスブースでは、超低遅延を実現したMPEG-2 LSIをはじめとする新製品および技術を、大画面ディスプレイを使用したデモンストレーションを通じて体験していただく形でご紹介しました。
会期中は大変多くのお客様にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに展示会を終えることができました。社員一同心よりお礼申し上げます。
会期中のブースの様子
主な出展製品
超低遅延20msec!フルHDTV MPEG-2 エンコーダLSI「MACHENC」、デコーダLSI「MACHDEC」
HDTV映像のエンコード、デコードを可能とするMPEG-2シングルチップLSI。ライブ映像の伝送、掛け合い、監視カメラ、無線対応家庭用映像機器などに最適です。
ブースでのデモ
今回の展示の目玉製品です。大画面ディスプレイを2面使用して原画像とエンコード後の画像を並べて表示することで、HDTV映像のエンコード時間とデコード時間を合わせて20msec以下を実現したMACHENC、MACHDECの超低遅延をアピールしました。「遅延しているのが分からない」という声も多く聞かれるなど、来場されたお客様から大きな注目を集めました。
PC向けPCI-Express対応AVC/H.264 ビデオコーデックLSI「PINEA」
HDTVでの圧縮と伸長を実現したAVC/H.264ビデオコーデックLSI。シングルチップ構成で低価格かつ高性能を実現しました。PCI Express準拠の映像アプリケーションに最適です。シンプルな設計構造でさまざまな用途にご使用いただけます。
ブースでのデモ
シミュレーション映像によるデモを実施。多くのお客様に注目を寄せていただきました。
H.264 & MPEG-2 HDTVエンコーダ/デコーダモジュール「SC50KE」/「SC50KD」
H.264とMPEG-2の二つの符号化方式に対応したプロフェッショナル向けHDTVリアルタイムエンコーダ/デコーダモジュールです。新開発のSARA ENC LSIを搭載し、SDTVからHDTVのマルチフォーマットに対応します。
ブースでのデモ
実際の現場での利用を想定し、スポーツコンテンツを含んだ映像素材を圧縮・伸長した映像を大画面(42インチPDP)で公開。動きの激しい映像でも高画質であることを実感していただきました。
その他の出展製品
- フルHDTV MPEG-2 シングルチップA/VエンコーダLSI「LibraENC」
- フルHDTV MPEG-2 シングルチップA/VコーデックLSI「SuperENC V」
- 超コンパクトSDTV MPEG-2エンコーダモジュール「SDモジュール」
- MPEG-2 to AVC/H.264シングルチップトランスコーダLSI「Matiz」
- フルHDTV MPEG-2シングルチップコーデックLSI/デコーダLSI「VASA」
- フルHDTV MPEG-2エンコーダモジュール/デコーダモジュール「VASAモジュール」
皆様からいただいた多くのご意見、ご感想を参考に、魅力的な新製品を開発していきたいと思っております。今後ともNTTエレクトロニクスの動きにご注目ください。