MPEG-2 HD対応 エンコーダ/デコーダ「H5000シリーズ」が北京五輪放送機構による五輪マラソンプレ大会の中継テストを完遂
2008年6月11日

優れた携行性で車両、ヘリコプター、バイクからハイビジョン映像中継を可能に
北京五輪本番の開会式、閉会式、マラソン、自転車競技、競歩などで使用予定

世界各国の放送市場に高品質なコーデック装置を提供しているNTTエレクトロニクス株式会社(以下NTTエレクトロニクス)のMPEG-2 HDエンコーダ/デコーダ「H5000シリーズ」が、北京五輪プレ大会「Good Luck Beijing」(2008年4月20日開催)のマラソン中継テストで使用され、長時間、長距離にわたる中継を完遂しました。北京五輪放送機構(以下BOB)(注1)による中継テストで使用された「H5000シリーズ」は、1Uハーフラックサイズ、DC12V駆動の優れた携行性を生かして、中継車/ヘリコプター/バイクからFPU(注2)でハイビジョン(HDTV)映像を伝送しました。

北京五輪は、放送業界として記念すべき大会となります。五輪史上初めて、すべての国際映像信号がハイビジョン規格で制作・配信されるからです。 NTTエレクトロニクスのエンコーダ/デコーダは、北京五輪本番でも開会式、閉会式、マラソン、自転車競技、競歩などの国際放送で使用される予定です。

NTTエレクトロニクスの笠原 久嗣事業部長は次のようにコメントしております。「高品質なコーデック機器を世界中の放送市場に提供し、HDTV放送の推進に注力している幣社にとって も、HDTV放送が世界各国で本格的に行われる北京五輪は、感慨無量な特別な五輪となります。弊社のコーデックは、今回のマラソンプレ大会でご使用いただ いたBOBをはじめとして、IBC(注3)や複数の放送局の五輪本番の中継で使われる予定です。世界最高峰の選手たちがスポーツの祭典で見せる真剣勝負のドラマを、高画質な映像で、世界中の視聴者と共有することに貢献できることを、大変喜ばしく誇りに思っております」

H5000シリーズについて

製品写真「H5000シリーズ」
MPEG-2 HDエンコーダ/デコーダ「H5000シリーズ」

MPEG-2 HDTV/SDTV対応の高画質エンコーダ/デコーダ「H5000シリーズ」は、1080-24p、1080i、720p、480iなど各種画像フォーマットに対応し、音声は最大2系統、合計8chのエンコードが可能です。1Uハーフラックサイズで軽量・小型、DC12V駆動という特長を生かし、中継車/ヘリコプター/バイクといった移動体への搭載が容易で、今回ご利用いただいたスポーツ中継などに最適なコーデック装置です。

用語の説明

注1
北京五輪放送機構
北京五輪の国際映像制作部門。Beijing Olympic Broadcasting Co. Ltd.本文へ戻る
注2
FPU
Field Pickup Unitの略。放送用の無線中継伝送装置。(本文へ戻る
注3
IBC
International Broadcast Centerの略。五輪やFIFAワールドカップなどの国際大会開催時に設置される国際放送センター。世界各国の放送局へ国際映像を提供する。(本文へ戻る

ニュース

ページの先頭へ