Inter BEE 2008 出展報告
2008年12月19日
NTTエレクトロニクスは2008年11月19日から21日にかけて、幕張メッセで開催された国際放送機器展「Inter BEE 2008」に出展致しました。
弊社ブースでは、CATV事業者様のデジタル化およびHDTV化を支援するソリューションや、映像監視、お天気カメラ、イベント中継などの映像伝送ソリューションを、大画面ディスプレイにて行いました。以下、展示の詳細について説明致します。
Inter BEE 2008 NTTエレクトロニクスブースの様子
会期中は大変多くのお客様にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに展示会を終えることができました。社員一同心よりお礼申し上げます。
主な出展製品
AVC/H.264 HDTV/SDTV ハイエンド エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」
HV9100シリーズは、世界で初めてハイ4:2:2プロファイル(8bit)に対応した、超高画質なAVC/H.264 HDTV/SDTVリアルタイムエンコーダ/デコーダです。MPEG-2フォーマット(オプション)にも対応しており、現在運用しているMPEG-2から、将来的なAVC/H.264への移行がスムーズに行えます。
・HV9100シリーズのソリューション例、特長についての説明パネルのPDFを見る(ファイルサイズ:230KB)
ブースでのデモ
東北から九州にわたる5局のCATVローカル局のコミュニティチャンネルからHDコンテンツ映像を配信していただき、幕張メッセのブースでデコードする様子を動態展示するなど、具体的なシステム例のデモンストレーションを行いました。
放送局のSNGなどの素材伝送システム、CATVのコミュニティチャンネルやゲームコンテンツ配信システムなど、幅広いソリューションに対応していることを、多くのお客様にご紹介することができました。
AVC/H.264 HDTV/SDTV IPエンコーダ/デコーダ「RU7000シリーズ」
RU7000シリーズは、高画質な映像を低レートでIP配信できるAVC/H.264 HDTV エンコーダ/デコーダで、お天気カメラやイベント中継に最適です。
・RU7000シリーズのソリューション例、特長についての説明パネルのPDFを見る(ファイルサイズ:197KB)
ブースでのデモ
会場ではBフレッツの一般回線を使用した遠隔地からの中継、またHV9100シリーズの動態展示と同様に、CATVのコミュニティチャンネルのコンテンツを伝送するデモンストレーションを行いました。
放送局の支局間IP伝送への導入を検討されるお客様や、CATV、通信事業者の方などから高い関心を寄せていただきました。
多用途HDTV/SDTV MPEG-2エンコーダ「RU3100シリーズ」
RU3100シリーズは、公営レース場、公共施設、病院、ホテルなどの、既存の館内共聴網をOFDM変調器などと組み合わせて安価にデジタル化できるMPEG-2エンコーダです。
・RU3100シリーズのソリューション例、特長についての説明パネルのPDFを見る(ファイルサイズ:292KB)
ブースでのデモ
RU3100とOFDM変調器を用い、自主放送を一般の地上波デジタル対応HDTV にて受信する館内共聴システムを想定したデモンストレーションを行いました。
小型MPEG-2 IPエンコーダ/デコーダ「RU3000シリーズ」
RU3000シリーズは、小型セットトップボックスタイプの筐体で取り扱いが容易なMPEG-2エンコーダ/デコーダです。遠隔機器制御のためのRS-232C/RS-422パススルー機能や、デコーダからエンコーダへの上り音声機能などを搭載しており、河川、道路、港湾、空港などの遠隔監視に最適です。
・RU3000シリーズのソリューション例、特長についての説明パネルのPDFを見る(ファイルサイズ:292KB)
今回のInter BEEでは、2011年のアナログ停波に向けた放送のデジタル化が一段落つき、放送業界およびケーブル事業者が新たなソリューションに目を向け始めている印象を受けました。そのような流れの中、NTTエレクトロニクスは2008年度において、ハイエンドからミドルエンド、ローエンドまで、幅広いソリューションをリリースすることができ、さまざまな業界の方々から注目をしていただくことができました。