「CES2009」出展報告 会期:2009年1月8日~11日
2009年1月23日

NTTエレクトロニクスは2009年1月8日から11日にかけて、ラスベガスにて開催された、世界最大級の家電見本市「2009 International CES」にBOCS社と共同出展致しました。

同軸ケーブルを利用した家庭内でのHDコンテンツ配信を実現

BOCS社のXtenderは、TiVoに代表されるDVRや放送波、iPodのコンテンツを家庭内の複数の部屋のテレビへ配信するメディアハブです。現行のXtenderは、HDコンテンツを配信する際にはSDにダウンスケールされるという課題があります。

CES 2009で動態展示した、開発中の次期Xtenderでは、HDのコンテンツを高画質なHDのまま家庭内の既存の同軸ケーブルを使って配信することが可能になりました。この次期Xtenderで必要とされる画像圧縮LSIとして、弊社のフルHDTV MPEG-2 シングルチップA/VエンコーダLSI「LibraENC」が採用されました。

フルHDTV MPEG-2 シングルチップA/VエンコーダLSI「LibraENC」

フルHD対応の高画質と低遅延をシングルチップで両立するLibraENCは、ワイヤレスTVなど、映像品質と低遅延が求められる民生機器に最適なエンコーダLSIです。また、高性能なだけでなく、チップのコストおよび実装のコストが抑えられるのが特長です。

NTTエレクトロニクスは、最高クラスの画質が求められる業務用放送機器から民生用機器まで対応した、幅広い製品を取りそろえております。今後も皆様のご要望に沿えるような、魅力的な製品を開発していきたいと思っております。


ブースの様子

今回の展示では、家庭内の複数の部屋へコンテンツを配信することを想定したデモンストレーションを行いました。具体的には、iTV(iPod Tv)とBru-Layのプレーヤーを映像ソースとして使用し、BOCS社のXtenderメディアハブを介して4台のモニターへ映像を配信しました。開発中の次期Xtenderに搭載された弊社のフルHDTV MPEG-2 シングルチップA/VエンコーダLSI「LibraENC」は、HDコンテンツの高画質・低遅延な伝送を実現しています。

会期中は大変多くのお客様にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに展示会を終えることができました。社員一同心よりお礼申し上げます。

Xtenderメディアハブ解説図
LibraENCを搭載したメディアハブを使って、家庭内の既存の同軸ケーブルを経由してHD映像を複数の部屋へ配信するデモの説明の図

ニュース

ページの先頭へ