メジャーリーグ専門チャンネル『MLB Network』がNTTエレクトロニクス製フルHD H.264エンコーダ/デコーダを採用
2009年4月6日

全米30球場からのライブ映像伝送を低遅延・高画質にて実現

NTTエレクトロニクス株式会社(以下NTTエレクトロニクス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉村 寛)のAVC/H.264 HDTV/SDTV対応エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」が、米国メジャーリーグベースボール(以下MLB)の専門チャンネルであるMLB Networkに、HDスポーツ中継用コーデックとして採用されました。

MLB Networkは、2009年1月1日にMLBが開局した、衛星放送およびケーブルテレビのメジャーリーグ専門チャンネルです。MLB Networkは、毎週開催される試合のライブ中継を含むメジャーリーグ専門の番組を、毎日24時間放送しています。野球ファンがより満足できる番組を製作するため、フィールドカメラなどの撮影機材から素材伝送装置まで、すべてフルHD設備が導入されています。

全米の30球場にNTTエレクトロニクスのHV9100シリーズエンコーダ/デコーダが設置され、セコーカス(ニュージャージー州)に新設されたスタジオセンターへすべての素材が伝送されます。システム構築は、ハイエンドの放送設備を多く手掛けているCBT Systems(本社:カリフォルニア州サンディエゴ)が担当しています。MLB Networkには、衛星放送およびケーブルテレビの開局時視聴世帯数としては史上最多となる約5000万世帯が加入しています。

CBT Systemsの代表取締役であるDarrell Wenhardt氏は次のようにコメントしております。「視聴者の方々へ高画質な映像と音声をご提供するため、AVC/H.264 4:2:2クロマフォーマットに対応し、高レート(40Mps)による高画質と低遅延を両立している唯一のコーデックであるNTTエレクトロニクスのHV9100シリーズを採用致しました。MLBの選手達が日々繰り広げる熱戦を、臨場感溢れる映像と音声でお楽しみいただけると確信しております」

HV9100シリーズ(エンコーダ:HVE9100/デコーダ:HVD9100)は、HDTV(1080i、720p)およびSDTV(480i、576i)に対応しております。またオプションとして、最大16chのPCM音声入出力の対応および、IPインタフェースなども搭載可能です。HV9100シリーズは、2008年1月の発売より、多くの放送局から高い関心を寄せられ、素材伝送用、局間伝送用コーデックとして国内を始めとし、北米、欧州、ブラジルにおいても多数ご利用いただいています。

2009年4月よりNTTエレクトロニクスのマルチメディア事業部長に就任した眞崎 浩一は次のようにコメントしています。「本日MLB 2009年シーズンの開幕を無事迎えられ、大変嬉しく思います。今回ご採用いただいたHV9100シリーズは、オリンピックをはじめとする国際的なスポーツイベントにおいて数々の実績を積み重ねており、高品質な映像を求めていたMLB様に最適です。世界最高峰のMLBプレーヤー達が繰り広げる素晴らしいプレーの数々を、スタジアムの臨場感をそのままに視聴者の皆様へお届けするために、我々のコーデック製品が貢献できることを大変喜ばしく感じております」

製品写真「HVE9100」
AVC/H.264対応 HDTV/SDTV エンコーダ 「HVE9100」

なお、本製品は来る2009年4月20日から23日にかけて米国ラスベガスにて開催される世界最大級の放送業界展示会「NAB2009」(ブースNo. SU11617)に出展致します。

MLB Network

MLB Networkは、2009年1月1日にMLBが開局したメジャーリーグ専門チャンネルです。米国の衛星放送およびケーブルテレビの開局時視聴世帯数としては史上最多となる約5000万世帯へHDコンテンツを配信しています。なお、MLB NetworkはComcast, Cox, Direct TV, Time Warner, Charter, Cablevision, Verizon FiOSなどの衛星放送およびケーブルテレビで視聴可能です。

ベーブ・ルースの背番号にちなんで「スタジオ 3」、ジャッキー・ロビンソンにちなんで「スタジオ 42」と名付けられた2つのメインスタジオでは、全てフルHDで撮影、製作されているなど先進的な設備が備えられています。

MLB Networkに関する詳細は、http://mlbnetwork.mlb.com をご覧下さい。

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