「BIRTV 2009」出展報告 会期:2009年8月26日~29日
2009年9月17日

NTTエレクトロニクスブースの様子。HDTV映像伝送やSDTV映像伝送の展示を順番に見られるようなレイアウトになっています。
NTTエレクトロニクスブースの様子。多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
NTTエレクトロニクスブースの様子

NTTエレクトロニクスは2009年8月26日から29日にかけて、中国、北京で開催された中国最大の放送機器展「BIRTV 2009」に出展致しました。

展示会場の正面に近く、来場者の利用頻度が高いホール出入り口近くの好立地にブースを構えることができ、また、中国放送市場でのHDTV放送への関 心の高まりを受け、会期中は大変多くのお客様にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに展示会を終えることができました。社員一同心よりお礼申し上げます。

以下、簡単にではありますが、展示内容についてご紹介致します。

ブースについて
展示ホール内の通路に沿って直線状にブースを構え、採用事例紹介や会社紹介、製品紹介を順番に見られるように展示しました。

リアルタイムコーデックソリューション

写真「HVE9100とHVD6100を組み合わせて、低レート(6Mbps)でHD映像を伝送する展示の様子」

AVC/H.264 HDTV/SDTV エンコーダ 「HVE9100」とプロフェッショナル 4:2:2 IRD「HVD6100」(HVD6100は中国では初の展示)を組み合わせて、HDTV映像を伝送する展示を行いました。

中国市場のニーズに合わせた低レート(6Mbps)で、高画質かつ低遅延な映像伝送を実現できることをアピールしました。特に画質について、ブースに来場された方々から高い評価を得ることができました。

写真「HVE9100とHVD9100を組み合わせて、低レート(1.5Mbps)でSD映像を伝送する展示の様子」

AVC/H.264 HDTV/SDTV エンコーダ 「HVE9100」とデコーダ「HVD9100」を組み合わせて、SD映像を伝送する展示を行いました。

低レート(1.5Mbps)での画質の良さや安定性の高さについてアピールし、中国市場においてもHV9100シリーズ(HVE9100、HVD9100)が幅広く活用可能なことを訴求しました。

映像デバイス製品

写真「放送用機器向けデバイス製品の展示の様子」

PC向けPCI-Express対応AVC/H.264ビデオコーデックLSI「PINEA」を使って、USBカメラで撮影した映像をリアルタイムにエンコードする展示を行いました。(左のモニタ)

また、 MPEG-2 to AVC/H.264シングルチップトランスコーダLSI「Matiz」を使ってトランスコードした映像を展示しました。(右のモニタ)

モニタの右に見える無線装置は中国メーカ製のもので、「LibraENCモジュール」、「SDモジュール」が採用されています。デバイス製品を紹介する際に、製品の使われ方について具体的にイメージしていただくのに役立ちました。

映像デバイス製品においても、中国市場におけるSDTVからHDTVへのシフト、MPEG-2からH.264へのシフトが顕著になっていることが実感できました。

光ファイバ製品

写真「光ファイバコードの展示の様子」

専門知識や技能を必要とせず、銅線と同じ感覚で誰でも扱える光ファイバコードを展示しました。製品解説のパネルやチラシを熱心に眺めるお客様が多かったのが印象的でした。

最後に

2008年夏の記念すべき北京オリンピックを機に、前回の「BIRTV 2008」では、中国放送市場でのHDTV化への関心が高まる兆しが実感できました。今回の「BIRTV 2009」では、2009年9月28日より中国でのHDTV放送が開始予定(SDTVとのサイマル放送)であることも受けて、サイマル放送によって圧迫される帯域に対するソリューションなど、より具体的な手応えを多数感じられました。

NTTエレクトロニクスは今後も、中国放送市場のHDTV化への取り組みをサポートする製品を開発、ご提案していきます。

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