国内最大の放送機器展「Inter BEE 2009」に出展
2009年10月29日

NTTエレクトロニクス株式会社は、2009年11月18日(水)から20日(金)にかけて幕張メッセで開催される、国内最大の放送機器展「Inter BEE 2009」に出展致します。当社ブースでは、放送局、CATV局向け素材伝送ソリューションやCATV自主放送、共聴向けソリューションを動態展示でご紹介します。

Inter BEE 2009にご来場の際はぜひNTTエレクトロニクスブース(小間番号:5403)へお立ち寄り下さい。出展品目および、会場へのアクセス情報、会場内でのNTTエレクトロニクスブース場所情報は以下のとおりです。

放送局、CATV局向け素材伝送ソリューション

AVC/H.264 HDTV対応 エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」とIRD「HVD6100」による動態展示 3パターンの接続構成図。エンコーダ/デコーダの2種類の組み合わせと原画像、合計3種類の画像を比較しながら、画質や遅延を比較できます。

AVC/H.264 クロマ4:2:2 HDTV対応デコーダ機能とDVB-S2対応デモジュレータ機能を世界で初めて一体化したIRD「HVD6100」を国内初展示するとともに、AVC/H.264 HDTV対応 エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」による素材伝送の動態展示を行います。この展示でご確認いただけるHDTV画像は次の三つです。

  1. 原画像
  2. HVE9100/HVD6100を使ってAVC/H.264エンコード/デコードされた画像
  3. HVE9100/HVD9100を使ってCATV局様から伝送された映像コンテンツ画像

HVE9100/HVD6100を使ってエンコード/デコードされた画像と原画像を比較して画質や遅延をご確認いただけるのに加えて、 HVE9100/HVD9100を使ってCATV局様からNTTエレクトロニクスブースへ映像コンテンツを伝送していただくことで、実際の利用シーンに近い状態で製品の性能をご確認いただけます。

宝塚歌劇団の公演映像を使ってエンコーダ/デコーダの性能を確認したワンシーン。
©宝塚歌劇団

NTTエレクトロニクスブースでは、「Apasionado!!」(2009年 月組 東京宝塚劇場公演)および「ダンシング・フォー・ユー」(2008年 宙組 東京宝塚劇場公演)の映像を使用して、HVE9100/HVD6100の性能をご確認いただけます(ご協力 株式会社宝塚クリエイティブアーツ)。多人数での動きのある、コーデックにとって処理の難しい映像を使うことで、性能を細部までチェックしていただけます。

CATV自主放送、共聴向けソリューション

CATV自主放送、共聴向けソリューションを、RF同軸ケーブルとIP回線を使って動態展示します。

RF同軸ケーブルを使った展示

MPEG-2 HDTV対応 エンコーダ「HE5100」と「RU3100」の性能比較を、RF同軸ケーブルを使用した画像伝送で行う動態展示の接続構成図。

MPEG-2 HDTV対応 エンコーダ「HE5100」と「RU3100」を使って、RF同軸ケーブルでHDTV画像を伝送する展示を行います。放送局で多数の実績があるHE5100と、CATV自主放送、館内共聴用途に適した安価なRU3100の性能を比較していただくことができます。

IP回線を使った展示

AVC/H.264 HDTV対応 エンコーダ「HVE9100」と「RU7000E」の性能比較を、IP回線を使用した画像伝送で行う動態展示の接続構成図。

AVC/H.264 HDTV対応 エンコーダ「HVE9100」と「RU7000E」を使って、IP回線でHDTV画像を伝送する展示を行います。放送局で多数の実績があるHVE9100と、高品質な映像のリアルタイム伝送を低価格で実現するRU7000Eの性能を比較していただくことができます。

また、長距離・大容量接続を安価に実現できるWDM対応のLayer-2/3スイ ッチ「GigaBee-X24MK-Ⅱ」をコーデック製品と併せて展示します。

IPTV向けインサービス映像品質管理システム

IPTVに代表される映像配信サービスの顧客満足度向上に貢献する、インサービス映像品質管理システムを展示します。

本システムは、メディア レイヤモデルを用いた技術(ヘッドエンド向けアプリケーションソフトウェア)とパケットレイヤモデルを用いた技術(STB組み込み用エージェントソフトウェアと、それに対応した映像品質監視サーバ用マネージャソフトウェア)で構成されます。

メディアレイヤモデル

ITU-T勧告J.247(方式A)方式による映像品質の評価方式です。この方式では、基準映像とエンコード後の映像を比較することによって、コンテンツ 配信前のエンコードの際のQoEを監視することができます。本方式は、ユーザの体感する映像品質と相関の高い評価値を得ることが出来るため、これまで目視 により行っていた映像品質のチェック作業の効率化および精度向上が可能です。SNRなどの、従来品質評価データを得ることもできます。

会場では、2009年12月に製品化を予定しているソフトウエアを用い、入力される映像をリアルタイムに評価するデモンストレーションをご覧頂きます。

パケットレイヤモデル

ネットワークで配信される映像のパケットの損失が映像の劣化におよぼす影響を考慮した、映像品質の評価方式です。この方式では、STB組み込み用エージェントソフトウェアおよび映像品質監視サーバ用マネージャソフトウェアによって、多数のSTBに配信される映像コンテンツの品質状況をリアルタイムに監視することが可能です。インサービス状態においてQoEが低下しているユーザを直ちに把握できるため、ネットワーク障害やSTB個体のトラブル等によって映像品質が劣化した際、問題の迅速な切り分けが可能です。

会場では、配信サーバから実際にSTBへ映像を配信し、STBでの映像のQoEを品質監視サーバで把握するデモンストレーションをご覧いただきます。

展示会情報

展示会名
ロゴ「Inter BEE 2009」(リンク先は情報が更新されている場合があります)
会期
2009年11月18日(水)~11月20日(金)
開場時間
11月18日(水) 10:00~17:30
11月19日(木) 10:00~17:30
11月20日(金) 10:00~17:00
会場
幕張メッセ (アクセスガイド)展示ホール4~8
フロアガイド
Inter BEE 2009のフロア案内図。NTTエレクトロニクスのブースの場所は、小間番号:5403(ホール5、映像・放送関連機材部門)
ブースイメージ
NTTエレクトロニクスのブースの完成予想図。

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