「レッドタクトンの研究開発と実用化」で日経BP技術賞を受賞
2009年4月6日
4月6日(月)ホテルオークラ東京別館2階オーチャードルームにおいて、日経BP社主催の2009年(第19回)の「日経BP技術賞」の表彰式が行われ、日本電信電話株式会社(以下NTT)とNTTエレクトロニクス社は、連名で情報通信部門賞を受賞しました。
本賞は、日経BP社がわが国の技術の発展に寄与する目的で1991年に創設したもので、毎年1回、電子、情報通信、機械システム、建設、医療・バイオ、エコロジーの各分野で、産業や社会に大きなインパクトをもたらす優れた技術が表彰されます。
今回の受賞対象は「人体表面通信技術『レッドタクトン』の研究開発と実用化」であり、「人体表面に誘起される電界を使って信号を伝える技術で、230キロビット/秒の単一方向通信を実用化(レッドタクトン製品Firmo(フィルモ)をNTTエレクトロニクスより販売)したことが評価されました。ガラスや木材、ゴムやプラスチックなど、誘電体の性質を持つ一般的な材質を通して通信できるという特徴があります。送信機(ICカードなど)を身に付けた人が受信機を取り付けたドア・ノブに手を触れだけで、認証するような入退室管理システムも実現できます(詳細は、日経BP社のニュースリリース『2009年「日経BP技術賞」決定、大賞に「スクリュー式の小型蒸気発電機」』を参照願います)。
2009年 日経BP技術賞表彰式会場前景
受賞者(右より、門 勇一、品川 満(NTT)、松本亮一、矢野隆夫(NTTエレクトロニクス))
<本件に関するお問い合わせ先>
NTTエレクトロニクス株式会社
広報担当 萩原