世界最大の放送機器展「NAB2010」に出展します
2010年3月15日
世界最短クラスのフルHD H.264符号化処理遅延や、多段接続時の画質劣化の少なさを体感いただけます
NTTエレクトロニクス株式会社は、日本電信電話株式会社、NTTアドバンステクノロジ株式会社と共同で、来たる2010年4月12日から15日まで米国ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展「NAB2010」に出展します(ブースNo. SU7217)。
出展品目および、NAB会場内でのブース場所情報は以下のとおりです。
LSI、モジュールソリューション製品はミーティングルームでの出展になります(ブースNo. S201LMR)。
NTTエレクトロニクス展示情報
AVC/H.264 HDTV/SDTV エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」
「HV9100シリーズ」は、世界初のハイ4:2:2プロファイル(8bit)対応、超高画質AVC/H.264 HDTV/SDTVリアルタイムエンコーダ/デコーダです。MPEG-2フォーマットにもオプション対応しており、MPEG-2フォーマットからAVC/H.264フォーマットへの移行がスムーズに行えます。
1. 超低遅延動態展示
HV9100シリーズの超低遅延モードを使うことにより、AVC/H.264 1080i29.97を15Mbps 約100msで伝送することが可能になります。NAB会場では、HV9100シリーズの超低遅延モードを動態展示いたします。
(C)宝塚歌劇団
NTTエレクトロニクスブースでは、宝塚歌劇団の公演映像を使ってHV9100シリーズの性能をご確認いただけます(ご協力 株式会社宝塚クリエイティブアーツ)。エンコーダ/デコーダにとって処理の難易度が高い、多人数での動きのある映像を使うことで、性能を細部までチェックできます。
2. 4:2:2-4:2:0 画質比較
放送局がイベント中継を行う場合、イベント会場で撮影した映像が視聴者に届けられるまでの間に、エンコード/デコード処理が複数回行われるのが一般的です。従って、視聴者に高画質な映像を届けるためには、複数回のエンコード/デコード処理を行っても画質の劣化が少ないことが重要です。ハイ4:2:2プロファイル(8bit)に対応するHV9100シリーズは、複数回のエンコード/デコード処理を行っても画質の劣化が少ないことを紹介します。
プロフェッショナル4:2:2 IRD 「HVD6100」
「HVD6100」は、AVC/H.264 クロマ4:2:2 HDTV対応デコーダ機能とDVB-S2 対応デモジュレータ機能を世界で初めて一体化したIRD(Integrated Receiver Decoder)です。デコーダ機能として、AVC/H.264とMPEG-2、クロマ4:2:2/4:2:0、 HDTV/SDTVとマルチフォーマットに対応。
NTT展示情報
12bit 4:2:2対応AVC/H.264 HDTVイントラエンコーダ
カメラやディスプレイの高階調化に対応して開発された、次世代の映像エンコーダです。1ピクセルあたりの階調が従来の16倍となる最大12ビット(4096階調)のフルHDTV映像を、リアルタイムかつ低遅延に符号化できます。高品質な映像と低遅延性を活かし、ニュース現場や制作スタジオ間の番組素材伝送、医用画像の伝送などへの応用が考えられます。
Fun TV System -A New Style of Enjoying TV by Sharing ROI(Region Of Interest)-
Fun TV systemは新しいTVの楽しみ方を提供します。ここでは、遠隔地に離れた家族、音楽ファン、スポーツファン同士が会話をしながら、高解像度パノラマ映像を楽しむことができます。ユーザは家族やお気に入りのミュージシャンやスポーツ選手をインタラクティブに拡大して見ることができます。Fun TV systemは画像合成技術、画像圧縮技術、配信技術から構成されています。
Error Resilient Codec with SVC
国際標準符号化方式SVC(Scalable Video Coding)に準拠したSVCリアルタイムソフトウェアコーデックを展示いたします。本コーデックは、PC1台にてフルHD映像(1920×1080画素)のリアルタイム処理が可能です。さらに、様々な特性の異なるネットワークが混在する環境下でも、その環境に応じた適切な解像度分の映像データを取り出すことで、画質を維持できます。
超高圧縮AVC/H.264 HDTVソフトウェアエンコーダ
NTT AT展示情報
AVC/H.264 HDTV Software Encoder SDK 「HDVE-100EncoderSDK」
AVC/H.264 HDTVソフトウェアエンコーダSDK「HDVE-100EncoderSDK」は、IPTVのVoDサービスなどで高画質・高圧縮が望まれるコンテンツ制作のアプリケーションやシステムに容易に組み込むことができる最適なH.264エンコーダSDKです。HDVE-100EncoderSDKは、マルチコア・マルチCPU環境において分散演算処理技術の採用により効率的なエンコード処理を実現しています。
JPEG 2000リアルタイムコーデック
デジタルシネマに用いられる4K(4096×2160画素)サイズの映像をリアルタイム配信することが可能です。映像圧縮にはJPEG 2000 符号化方式を採用し、圧縮率、カラースペースなどの設定を可能にし、パフォーマンスを最大限に引き出します。コンサートや演劇舞台、会議や講義などの生きた情報を最高画質でストリーミング可能となります。