世界最大の放送機器展「NAB 2013」に出展しました
2013年5月15日
2013年4月8日から4月11日にかけてラスベガス・コンベンション・センターで開催された世界最大の放送機器展「NAB 2013」に出展しました。国内からも多数ご来場いただきましてありがとうございました。
主な出展内容は以下の通りです。
コーデック・システムソリューション
AVC/H.264 HDTV/SDTV エンコーダ「HVE9230」「HVE9210」
「HVE9230」および「HVE9210」は、「HVE9200」の高画質・高機能・高安定性に加えて、各種補助データの伝送対応や高効率モードによる低ビットレート時の画質向上に対応。さまざまな運用に適用できるように改良されたAVC/H.264エンコーダです。
伝送用途では、高画質での素材伝送はもとより、1フレーム超低遅延での伝送が可能です。日本語字幕やClosed Caption送出にも対応しているため、IPTVやCATVにおけるAVC/H.264配信にもご使用いただけます。
HVE9230は海外で運用される音声16ch/8PESにも対応しており、Stereo×8ペア、(5.1+Stereo)×2の伝送が可能です。さまざまな言語での音声解説が必要になる国際的なイベントの中継に適しています。
AVC/H.264 フルHD 2ch同期伝送/3D伝送エンコーダ「XVE9310」
「XVE9310」は、フルHDの3D映像伝送やフルHDの2ch伝送に対応したAVC/H.264エンコーダです。MUXを内蔵しているため、XVE9310を2台カスケード接続して4K映像を伝送できます。
AVC/H.264 Compact IP エンコーダ/デコーダ「MVE5000」「MVD5000」
「MVE5000(エンコーダ)」「MVD5000(デコーダ)」は、自社開発の高画質LSIを搭載し、低ビットレートでも高画質かつ低遅延なHD映像伝送を実現するコンパクトなAVC/H.264 IPエンコーダ/デコーダです。
1Uハーフラックサイズ、2.6kgと小型軽量なMVE5000、MVD5000は、Flyaway(可搬型SNG)や小型のOBバン(移動中継車)での利用にも適しています。
AVC/H.264 and MPEG-2 HDTV/SDTV エンコーダ「HVE9110」
MPEG-2とH.264/AVCの両フォーマットに対応したエンコーダ「HVE9110」は、「HVE9100」の高画質・高機能・高安定性に加えて、各種補助データの伝送や高効率モードによる低ビットレート時の画質向上に対応しています。
残響制御技術「HiFiREVERB」
直接音と間接音を分離、制御して、2chステレオ音声をリアルタイムに5.1chサラウンド化できる装置を出展しました。
LSI、モジュールソリューション
10bit H.264/AVC MPEG-2 HDTV 4:2:2 1080/60p デコーダ LSI「SARADEC2」
SARADEC2はH.264/AVC 10bitのデコードにシングルチップで対応するLSIで、MPEG-2とH.264/AVCの8/10bit 422/420 1080/60i 1080/60p形式でのMPEG-2 TSストリームのデコードが可能です。SARADEC2は放送用途などのプロフェッショナルからの高い市場要求に応えた製品で、業務用のあらゆる種類のストリームを受信、デコードできるため幅広い用途で活用できます。
- H.264/AVC 4:2:2 10bit、MPEG-2 4:2:2 Profileをサポート
- H.264/AVC 1080/60pをサポート
- 最大TSビットレート 320Mbps
CAVLC 200Mbps
CABAC 100Mbps
H.264/AVC HDTV 4:2:2 エンコーダLSIシリーズ「ARQENCシリーズ」
ARQENCシリーズは、NELの洗練されたアルゴリズムを踏襲した高画質なシングルチップH.264/AVC HDTVエンコーダLSIシリーズです。高い画質が求められるアプリケーションに向いたクロマ422にも対応しています。
- HDTV high 4:2:2 profile、1080/60p 4:2:0 エンコードにシングルチップで対応
- NTSCで33msecの超低遅延に対応(PALでは40msec)
(33msecの超低遅延を利用する場合には、SARADEC2と対向接続する必要があります) - 超低ビットレートでも33msecの超低遅延に対応可能