残響制御技術Revtrinaの開発と実用化について、日本オーディオ協会賞の協会大賞を受賞
2012年12月11日
NTTエレクトロニクス株式会社(以下NTTエレクトロニクス、本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:吉村 寛)は「残響制御技術Revtrinaの開発と実用化」に関する貢献として、一般社団法人 日本オーディオ協会が選定する日本オーディオ協会賞の協会大賞を日本電信電話株式会社、NTTラーニングシステムズ株式会社と連名で受賞しました。
NTTエレクトロニクスでは、Revtrinaを組み込んだソフトウェアIPをHiFiREVERBとして製品化しました。HiFiREVERBは民生用(日立マクセル株式会社様)と業務用(花岡無線電機株式会社様)の製品でご採用いただいています。また、展示会での展示やセミナーを実施し、プロモーション活動でも貢献しました。
NTTエレクトロニクスでは今後もオーディオ技術をはじめ、先端的なマルチメディア処理技術の実用化と普及を通して社会の豊かな発展に貢献していきます。
残響制御技術Revtrinaの開発と実用化」に関する受賞者。
左からNTTエレクトロニクス 笠原久嗣 取締役、
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 中谷智広 主幹研究員、
NTTラーニングシステムズ 佐藤和彦 取締役
受賞のスピーチをする中谷智広 主幹研究員
本記事に関する補足情報
残響制御技術Revtrina
NTTのコミュニケーション科学基礎研究所が開発したRevtrinaは、音楽CDなどに収録されている音の特徴を分析して、そこから残響成分を分離して自在に制御する基盤技術です。収録条件によらず収録音に含まれる直接音成分と残響成分を推定して分離するとともに、分離した直接音と残響を自由に操作し編集することを可能にします。
日本オーディオ協会
一般社団法人日本オーディオ協会(Japan Audio Society、略称JAS(ジャス))は、「豊かなオーディオ文化を広め、楽しさと人間性にあふれた社会を創造する」の基本ビジョンに沿って、オーディオとオーディオビジュアルに関連する法人会員および個人会員が力を合わせ、伝統あるオーディオ文化を守りつつも、技術進歩と消費行動を踏まえた新しい文化と市場創造を行っています。
日本オーディオ協会賞
日本オーディオ協会の創立35周年記念行事として1986年に設けられ、以来5年おきに、オーディオ・ビジュアル関連の技術開発と実用化や標準化ならびに音響文化の発展に貢献した日本あるいは海外の組織または個人に「日本オーディオ協会賞」を贈呈しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
NTTエレクトロニクス株式会社
デジタル映像事業本部 第一製品事業部 製品企画部 遠藤
TEL:045-414-9320
E-mail: endo-makoto@ntt-el.com