ATMルータの仕様

1.イーサネットインタフェース

内 容記 事
  • ポート : 10 Base T (全二重 / 半二重)1ポート
  • 通信速度 : 10Mbps
  • プロトコル : Ethernet / IEEE 802.3
  • コネクタ : RJ45
  • ケーブル : UTP カテゴリ 3/5
  • 全二重 / 半二重は手動設定

2.ATMインタフェース

内 容記 事
  • ポート : ATM-25M(ITU-T 勧告I432.5準拠)1ポート
  • IP numbered Link / IP unnumbered Link 対応
  • 通信速度:25.6Mbps
  • MTU・MSS設定
  • プロトコル : PVC
  • コネクタ : RJ45
  • ケーブル : UTP カテゴリ 3/5
  • ATM-Forum仕様準拠
  • PCR 0.064 ~12.00 Mbps
  • フラグメンテーション機能

3.シリアルインタフェース

内 容記 事
  • ポート : RS-232C 1ポート
  • 通信速度 : 9600bps
  • プロトコル : 無手順,8bit parity 0
  • コネクタケーブル : Dsub9ピン クロスケーブル(メス-メス)
 

4.ネットワークレイヤプロトコル

内 容記 事
  • IPプロトコル
  • IP Version4

5.ルーティング方式

内 容記 事
  • 優先制御型固定ルーティング方式
  • RIP version 1または2によるダイナミックルーティング情報の転送
  • Broadcast Forwardingのon/off機能
  • ルーティング経路数 合計145経路(スタティック)
  • 直接経路(ATM) : 最大 16経路
  • デフォルトルート : 最大 1経路
  • スタティックルート : 最大 128経路
  • スタティックルート(ソース) : 最大 16経路
  • ダイナミックルート : 最大 256経路
  • Sub設定によるルーティング経路
  • スタティックルート : 最大 8経路
  • デフォルトルート : 最大 1経路
  • スタティックルート(ソース) : 最大 4経路
  • ダイナミックルーティングにも対応(RIP適用時)
  • Broadcast Forwarding機能はデフォルトon
  • 固定ルーティングの中でもスタティックルート(ソース)設定を優先、デフォルトルートの優先度が最も低い
  • RIP適用時METRICの小さいルーティングが優先
  • 予備切替用のSub設定

6.ICMP

内 容記 事
  • "Destination Unreachable" (Type3),Code 0 : Net-work Unreachable(WAN⇒LANの場合には,Src.IPアドレスは本ルータのEthernet Port IPアドレスを付替)
  • "Echo Request / Reply" (Type8 / 0)
  • "Redirect" (Type5)
  • "Parameter Problems" (Type12)
  • Response port: Ethernet Interface に割り当てられたIPアドレスまたはATM論理portのIPアドレス
  • 装置から外部への"Echo Request/Reply"(Type8 / 0)可能
  • Redirectはon / off設定可能。デフォルトはon

7.その他のインターネット標準機能

内 容記 事
  • Static NAT+NAT(IPマスカレード), ARP
  • 可変長subnet mask(bit単位で指定可能)
  • SNMPv1, MIB-Ⅱ (管理用VC,管理用プライベートIPアドレス装備)
  • NATは65エントリ
  • sysContact, sysName,sys Location, community 設定可能

8.優先制御

内 容記 事
  • VCプライオリティ設定(1~8)
  • 優先IPとパケット単位のCLP Tagging制御機能 : 固定あるいはmCR値と連動を選択可能
  • 優先は最優先と優先の2つに設定(filter設定): IP Precedenceビットを書換
  • VC間(VPシェパ動作)
  • VC内 : 一部保証PVCに有効
  • IP-VPNサービスに有効

9.Protection機能

内 容記 事
  • ping,AIS・RDI受信,OAMループバック監視による予備切替
 

10.RIPユニキャスト機能

内 容記 事
  • ATM回線に関するRIPパケットをユニキャストで送受
  • 最大64まで設定可能
 

11.VRRP機能

内 容記 事
  • VRRPによる予備切替
  • Protection機能と連携

12.Proxy ARP

内 容記 事
  • Proxy ARP応答の有無の設定
  • Mask付きIPアドレスを16個まで設定可能
  • 固定ルーティングよりも優先されます

13.TTL,Ping応答

内 容記 事
  • TTL(Time to Live)の減算方法/減算方向の選択機能(LAN⇒WAN, WAN⇒LAN)
  • TTLを減算する場合,減算方向において"ICMP Echo Request Message"(Type8)に対して,"ICMP Echo Reply"(Type0)を返送
  • NAT設定時は常時TTL減算を行う

14.IPエラーチェック

内 容記 事
  • IP Header Checking : TL(Total Length), HC(Header Checksum)のチェック
 

15.Cell Format

内 容記 事
  • LLC/SNAP Routed Frame (RFC1483) AAL5
  • MTU 1500 Byte (上り/下り)
 

16.IP Address Filter

内 容記 事
  • IPパケットの通過・抑圧・優先制御
  • Filter項目:Mask付Src / Dst address, Protocol,Src / Dst Port No., ToS番号,転送方向
  • Protocol: ICMP, TCP, TCPestablish, UDP
  • ToS番号: Precedence+ToSを含むバイト番号
  • 優先制御で最優先されたパケットはイーサネットから直接優先バッファに転送する
  • 最大64エントリ
  • 優先は最優先と優先
  • 通過設定されたパケットは非優先バッファへ
  • 非優先による悪影響がない

17.ATM OAM機能

内 容記 事
  • VC-AIS受信とVC-RDIの送信(F5エンド・エンドフロー)
  • VP-AIS受信とVP内VC-RDIの送信(F4エンド・エンドフロー)
  • ループバックセルへの応答
  • 手動によるループバックセルの送信・応答分析
  • OAMセルについてもシェ-ピング性能を維持します

18.SNMP対応機能

内 容記 事
  • SNMP(v1) MIBⅡの一部をサポート
  • ATMインターフェース各VC統計情報の拡張MIB
  • Trap機能への対応(coldStart, linkUp,linkDown, enterpriseSpecificに対応したTrap)
  • 動作機能を選択設定可能
  • ルータへログインすることでデータ入手可能

19.VPI, VCI

内 容記 事
  • 上り/下りともに最大16本
  • 上り : VPI= 0~255,VCI= 32~1023 までの任意の16本
  • 下り : VPI= 0~255,VCI= 32~1023 までの任意の16本
 

20.Shaper

内 容記 事
VPシェーパ(VCは帯域管理して多重)
  • 2階層優先制御付きshaping(VCのPCR, mCR)
  • VC Group shaping
  • VCプライオリティ制御
VCシェーパ(VC多重シェーピング)
  • 2階層優先制御付きshaping(VCのPCR, mCR)
同一VPI番号でVPシェーパとVCシェーパの混在動作は可能

21.DHCPサーバ機能

内 容記 事
  • 開始IPアドレス
  • 最大クライアント数 128
  • 貸し出し時間の設定
  • ドメイン名
  • DNSサーバ(プライマリ、セカンダリ)
  • WINSサーバアドレス
  • LAN側クライイアントに対してIPアドレスの払出し

22.DHCPリレーエージェント機能

内 容記 事
  • 2台のDHCPサーバまで対応
  • BOOTPにも対応

23.ATM回線 Check

内 容記 事
  • ATM回線監視機能(不正VPI・VCI受信で赤点灯 / AIS・RDI受信で赤点灯)
  • Link Status監視機能(イーサネット・ATM受信良好で緑点灯)
  • ルータにログインすることで内容詳細明示

24.ルータからの操作機能

内 容記 事
  • Telnet Client機能
  • Ping送信,診断機能
  • OAM Loopback試験機能
 

25.設定ポート

内 容記 事
  • シリアルポート(RS-232C,初期・変更設定用)
  • telnetポート(LAN, WAN 経由,変更用)
 

26.スイッチ,ボタン

内 容記 事
  • 電源スイッチ
  • DTE / DCE切替スイッチ
 

27.表示LED

内 容記 事
  • POWER
  • ATM Tx, ATM Rx
  • Check
  • Ether Tx, Ether Rx
  • Status
  • イーサネットのリンクアップかつATM回線から有効セル受信でCheckランプ緑点灯
  • AIS受信, 不正VPI / VCIセル受信でCheckランプ点灯

28.Watchdog Timer機能

内 容記 事
  • ソフトフリーズの監視と自動リセット
 

29.ログ機能

内 容記 事
  • 障害原因の情報をログとして残す(最大33件)
  • ログインなどのログ情報(最大200件)
  • AIS・RDIの送受統計情報
  • show err / clr err
  • show message_log
  • show ais_rdi_status

30.電磁妨害規定

内 容記 事
  • VCCIにおける第一種情報装置に準拠
  • Class-A

31.動作環境条件

内 容記 事
  • 温度 0 ~ 40℃,湿度 5 ~ 80%(但し,結露していない状態)
 

32.電源・消費電力

内 容記 事
  • AC 100V±10V (50/60Hz),最大 5W
  • 3P端子付コネクタ

33.筐体標準寸法(mm)

内 容記 事
  • 260(W)×152(D)×40(H) 以下(単位mm)
 

34.重量

内 容記 事
  • 1.2 Kg以下
 

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