NTTデバイスのMission
社員たちが挑む
Missionとは?
社員たちが挑む
Missionとは?
(NTTデバイス=NTTイノベーティブデバイス)
Mission 01
PLCの
品質安定化のため、
高精度なデータを
取得せよ!
光を伝送するための光導波路を組み合わせたPLC(Planar Lightwave Circuit:平面光波回路)。製造したPLCが設計通りの性能を満たしているかは、製造後の検査を行うまでわからないものでした。設計に沿って製造を行っても、すべての製品が想定した通りの性能を満たすわけではないからです。
そこで、品質をより安定化させ、製造後の検査の省力化やコスト削減を実現するために、データ活用の側面からアプローチすることに。従来も各工程でデータを測定していたものの、ある工程の測定装置は室温や湿度などの環境によって測定できるデータの精度が左右されてしまうことから、取得データを十分に活かすことができていませんでした。
課題
- 取得するデータが室温や 湿度に影響を受けてしまう
- 室温や湿度がデータに どのような影響を及ぼして いるのか特定できない
- 取得した膨大なデータを
活かせていない
データの取得方法を
変更し、
室温や湿度が及ぼす
影響の範囲を特定!
データを点ではなく面で見る発想の転換で、24時間の室温と湿度、計器のデータを測定して比較し、影響を及ぼす範囲を特定。
結果、品質安定化のためには、従来のクリーンルーム内の設備だけでは精度が足りなかったことから、計器全体を覆う新しい装置を導入。気温や湿度に影響を受けずに、常に高精度のデータを取得し、製造工程の改善に活かせる体制を構築しました。
このMissionに関わった担当者
- 光回路設計者
- 測定技術者
- プロセス技術者
- データ分析者
-
ソフトウェア
開発者
Mission 02
IOWN構想を
支えるために、
AIを活用した
製造体制を構築せよ!
NTTが推進するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想。光技術を活用することで革新的な情報通信基盤の実現を目指す構想です。NTTイノベーティブデバイスではキーとなる光電融合デバイスの開発を進めています。
光回路と電子回路を緻密に連携させることで高性能化を図る光電融合デバイスには、製造の高精度化が欠かせません。そこでAIを活用した新たな製造体制の構築を進めることにしたのです。
課題
- IOWN構想を支えるために
光電融合デバイスの開発が必要 - 光電融合デバイスの実現には
より高精度な製造技術・
製造体制が必要
取得データを
リアルタイムに活かす、
製造工程の構築を
推進中!
光電融合デバイスの製造を見据えた製造工程の高精度化を図るために、まずは既存のPLC製品を題材に、各製造工程で取得するデータをAI分析し、リアルタイムに次の工程に活かすプロジェクトが発足しました。各工程で生じた特性をAIで判断し、すぐに次の工程で補正を行うことによって、製品の高品質化を実現していく試みです。
各製造工程での高精度なデータ取得を実現し、現在はリアルタイムに次の工程の補正を行いながら試作品を製造する段階までプロジェクトは進んでいます。AIによるデータ解析も研究所と連携して進めています。
このMissionに関わった担当者
開発者