レーザ冷却
概要
レーザー冷却は、レーザ光を用いて原子/イオンを絶対零度近傍まで冷却しトラップする技術です。極低温において現われる原子/イオンの量子性の研究が可能になります。主なアプリケーションとして、時間/周波数標準(原子時計)、量子コンピュータの実験をあげることができます。
レーザー冷却には、レーザ光のエネルギーを特定の原子/イオンの電子遷移に一致させるための非常に正確なレーザー波長制御が必要となります。NELの波長変換モジュールは、半導体LDをはじめ非常に多くの波長揃えがある近赤外光レーザを利用して可視光を発生することで、実験系の構成をシンプルに小型化することができます。