災害発生後の避難所での避難者の受け入れと情報共有を少ない手間で迅速化できる防災製品を発売
2014年12月24日
NTTエレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:萩本 和男、本社:神奈川県横浜市)は、災害発生後の避難所での避難者の受け入れを迅速化するとともに、避難者情報の共有を行えるシステムをアタッシュケース一つに納めた防災製品「きずな支援ねっと」を2014年12月末から発売します。
【きずな支援ねっと】 基本セット
【きずな支援ねっと】 主な特長
1. 避難所での被災者の受け入れ時間を短縮
タブレット端末を活用し、避難所での記入用紙やテキスト入力だけでなく、写真撮影での受付にも対応。撮影した情報は状況が落着いてからのテキスト入力が可能なため、災害直後で人員に余裕のない避難所でも被災者の受け入れが短時間で行えます。
2. 各避難所での被災者の受け入れ情報を本部に集約して活用
各避難所の被災者の受け入れ状況を災害対策本部のサーバに自動送信するため、どの避難所にどんな避難者が多いのかすぐ把握でき、どの物資をどの避難所にどれだけ送ればよいのか本部で判断を下す助けになります。
3. 短時間で安否情報確認サービスを提供
各避難所から災害対策本部へ集約される被災者の情報をインターネットの安否情報確認サービス(※)で公開できます。最新の情報を提供できるとともに、安否情報の対応に必要な人員を低減できます。
※2014年12月現在、NTTレゾナントが提供する「J-anpi 安否情報まとめて検索」と連携可能です。
4. 紙管理業務の負荷を低減
記入用紙に入力する情報を、タブレットに直接入力でき、また、本システムに同梱されるICカードを利用することで、安否不明者の合流時など、避難者情報に変更が必要になったタイミングで受付済みデータをすぐに呼び出せます。さらに、受付用紙を撮影することで、紛失を防止できます。
5. 避難所の運営マニュアルを同梱
本システムには自治体様の避難所運営マニュアルを同梱いたします。いつ、だれが、何をするかが分かりますので、避難所運営の担当者様だけでなく、はじめて運営する方の助けになります。
「きずな支援ねっと」は、NTT未来ねっと研究所の研究開発成果をもとにNEL社が製品化したものです。この研究成果は、同研究所が総務省の支援を受け、NTTコミュニケーションズ、東北大学、富士通と共同で推進した耐災害ICTの研究開発の中でその有用性が実証されています。
<本件に関するお問い合わせ先>
NTTエレクトロニクス株式会社
セイフティ・ネットワーク事業部